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#1 #2 #3


華劇公演「せをはやみ(ハニー)」#1

【あらすじ】
天馬学園に通う女子高生 安藤春菜は、昼休みのまどろみの中、不思議な夢を見る。
夢の中、心に語りかけてくるその声は自分を第六天魔王と名乗った。
戦国時代に愛を誓った二人の、時代を超えた歴史転生ファンタジー!

【登場人物】
竹中半兵衛:滑川龍(CV柿原徹也)
安藤春菜・はるな:神楽千秋(CV進藤尚美)
織田信長・第六天魔王:衣川祥子(CV津田美波)
黒田官兵衛:古畑和慶(CV三宅健太)
羽柴秀吉:岨野小町(CV加藤英美里)
徳川家康:成瀬修子(CV洲崎綾)
黒田長政:浅葱陣(CV山下大輝)
荒木村重・先生:白石舞伎(CV小松渚)

■シーン1 プロローグ

第六天魔王
「巫女の転生…この時をどれほど待った事か…」

安藤春菜
「え?
 …声が…聞こえる…」

第六天魔王
「……巫女よ
 封印を解くのだ…」

安藤春菜
「なに…巫女って誰?」

第六天魔王
「日輪明月の使者 集いてその印を地に示す時 天岩戸現われん
 天照と月読の印を持つ巫女によりて 真の降魔の土岐を得る」

安藤春菜
「な?つ、月読?ど、どこかで聞いたことがあるような…」

第六天魔王
「哀れな巫女よ。我を封印するたった一つの方法すら憶えておらぬとは…」

安藤春菜
「あなたは一体…何者なの?」

第六天魔王
「何も分からぬと…ならば見せてやろう!」


■シーン2 比叡山の巫女


竹中半兵衛
「日輪の巫女ってのは本当に面倒なものだな…
 一生、この結界から出る事が出来ねーなんて…」

はるな
「それが使命なのです」

竹中半兵衛
「ここから抜け出そうぜ…」

はるな
「そ、そんなの無理に決まっています!」

竹中半兵衛
「無理なんかじゃねー!」
 俺は必ずお前の為に、平和な世の中を実現してみせる」

はるな
「…どうしてそんな事を仰るのですか」

竹中半兵衛
「…どうしてって…その…」

竹中半兵衛
「俺はお前の事が……その…いやっ!その!さ、寂しいだろうなって…
 俺も小さい頃身体が弱くて、離れにずっと隔離されていたから…」

はるな
「私に対する気持ちは……同情…なのですか…?」

竹中半兵衛
「ちがうっ!そんなんじゃない!
 …その…俺は、お前の事を…。いや…その…
 言葉は所詮、言葉だ…」

はるな
「半兵衛様!どうしていつもそうやってはぐらかして
 大事な言葉を、仰って下さらないのですか?」

竹中半兵衛
「俺は、俺ははるなの事を…ごほっ!ごほっ!」

はるな
「半兵衛様、私をからかわれているのですか?」

竹中半兵衛
「そう…じゃ…ない…」

はるな
「それなら、どうして!どうして…」

竹中半兵衛
「言葉だけで、言葉だけで…俺の想いを決めたくねーんだ…」

はるな
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ…」

竹中半兵衛
「な…なんだよ…いきなり…」

はるな
「好きなんです…この歌…」

竹中半兵衛
「…」

はるな
「ちゃんと言わせて頂けないので、歌に気持ちを込めました…
 私は言葉しか半兵衛様にお送りすることが出来ませんから…」

竹中半兵衛
「…」

はるな
「半兵衛様………これを、これを持っていて下さい」



竹中半兵衛
「なんだ?これ?」

はるな
「お守り…。産まれてしばらくして死んでしまった妹の形見です…」

竹中半兵衛
「そんな大事なものを!」

はるな
「本当は、彼女が月読の巫女になる予定でした
 もし命の危険を感じたり、どうしようもない時は
 お守りの中のまじないの言葉を言って願い事を呟いてみて下さい
 月読は過去の時間を司る巫女…。きっと…力を貸してくれるはずです」

竹中半兵衛
「言葉は所詮言葉だって…けどまぁ…そう言う事なら…」

はるな
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の…」

竹中半兵衛
「ん?」

はるな
「…」

竹中半兵衛
「え…まさか…下の句をよめってか…?」

はるな
「はい」

竹中半兵衛
「はいって…そんな…だからよ…このうたはな…
 がーっ!んなもん……言えるかっ!」


■シーン3 半兵衛の軍配

第六天魔王
「お!愚かなっ!み!自らの命と引き換えに…
 お!お前は何を!考えているのだ…!
 圧倒的な力が!この世に秩序をもたらす!それこそが真実だ!」

竹中半兵衛
「な、何が真実だ!俺の命ひとつで…
 俺の想いひとつで…この戦に満ちた世の中が変わるのであれば…
 安いものだ!秀吉!しっかり結界を張ってるんだぜ!」

黒田官兵衛
「半兵衛!」

羽柴秀吉
「半兵衛殿!むちゃをなさるな!」

はるな
「半兵衛様!いやぁぁぁ!」

竹中半兵衛
「は、はるな!!!!はるなぁぁぁ!
 早く、早く!俺と一緒に!第六天魔王を封印するんだ!」

黒田官兵衛
「長政、良く聞け。」

黒田長政
「うん…お父さん…」

黒田官兵衛
「お前は武士の子だろう…
 俺の子ならば…独りで生きて行けるな?」

はるな
「官兵衛さま…?」

黒田官兵衛
「巫女よ!あの結界の中で妖魔を捕まえていれば良いんだな?」

はるな
「え?」

黒田官兵衛
「許せ。長政…。」

黒田長政
「おとうさん、嫌だ!」

黒田官兵衛
「半兵衛っ!俺が身代わりに!」

黒田長政
「お父さん!行かないで!」

黒田官兵衛
「はなせっ!長政!」

黒田長政
「お、おとうさん…うえーん、うえーん」

黒田官兵衛
「くっ…くそおおおおおお!半兵衛!半兵衛ぇぇ!!…すまない!半兵衛!!!」

竹中半兵衛
「は…はるな…は、早く…封印を…そろそろ身体が持たなくなる…から…よ…
 はるなぁ!!!やれぇぇぇ!」

はるな
「半兵衛様…!半兵衛様…!」

第六天魔王
「迷うが良い!!!その間に!この男を滅してくれるわ」

竹中半兵衛
「ぐ!ぐあああああ!!!」

はるな
「盟主天照よ!」



第六天魔王
「な!なんだと!やめろっ!」

はるな
「天より出でて、我に従え…
 出でよ天の岩戸よ!」

第六天魔王
「半兵衛!我が最期の力を持ってお主の生気を握りつぶしてくれるわ!!」

竹中半兵衛
「ぐ!ぐあああああ!!!」

はるな
「半兵衛さまぁぁぁぁ!!!!」

第六天魔王
「ははは…月読の力のない巫女などに封印など出来る訳が…!!!!」

羽柴秀吉
「お!おかしいでござる!半兵衛殿の胸から、月の力が!月の力が!!!」

竹中半兵衛
「ぜ、全然…効かねえな…はるな!続きを…言え…よ…」

はるな
「第六天魔王を!軍配に封印したまえ!」



竹中半兵衛
「はるな、さすが俺が惚れた…オンナだ…
 かんべえ…俺の軍配、誰にも渡すんじゃねーぞ…」

第六天魔王
「なぜだ!なぜ!天照一人の力で!我が!我が封印を…
 !!!お、お主の胸にあるお守り…
 まさか!月読…月読がお前に宿っていると言うのか!」



竹中半兵衛
「ばーか!今更、分かっても仕方ねーんだよ!
 …月に照らさる……」

黒田官兵衛
「はんべぇぇぇ!!
 うぅ半兵衛!
 長政…竹中半兵衛と言う男の名を生涯忘れてはならぬぞ…」

黒田長政
「はい…」

はるな
「半兵衛さま、はんべえさまー!!!」


■シーン4 目覚め

安藤春菜
「はんべ…あれ?ゆ?夢…?」

先生
「安藤さん!何を寝言を言っているの。とっくに休み時間は終わっているわよ…」

安藤春菜
「え?あっ。は、はいっ」

先生
「それでは、授業を始めます。今日は戦国時代からだったわね…」

第六天魔王
「くだらぬ世の中だ…」

竹中半兵衛
「うっせーな!なんだよ!素晴らしい世の中じゃねーか
 戦もなく、親兄弟が憎み合う事もない。俺たちが命がけで求めたものが正に…」

第六天魔王
「フンっ。相変わらず甘いな人間と言うものは…
 この安くさい空蝉の世に至るまでに、人々は何度も殺し合い
 大きな戦を重ね続けているではないか!!
 この封印さえ解ければ!我さえこの世に解放されれば
 圧倒的な力で秩序を作り、この欺瞞に満ちた世の中をねじ伏せて見せるものを」

竹中半兵衛
「何を言ってやがる!封印が解ける訳がないだろう!」

第六天魔王
「ははははは。だから甘いと言うのだ、お前ら人間は!」

竹中半兵衛
「何!?」

第六天魔王
「甘い封印だのぅ…この隙間を掻い潜って、我が妖力を人間に忍ばせる事など
 たやすいことであったわ!見てみよ!既にあの教師は我が下僕よ!」

先生
「安藤さん!安藤春菜さん!」

安藤春菜
「はい!」

竹中半兵衛
「は?はるな…だと!あ!あれは!はるな…なぜあいつがここに居るんだ!」

先生
「これを持って…」

安藤春菜
「え?先生?は、はい?これはなんですか?」

第六天魔王
「我を封印せし憎き軍配!巫女がこれを手にし、『封印を解く』と宣言する瞬間を
 我はどれほど待っていた事か!!!」

竹中半兵衛
「はるなっ!やめろっ!やめるんだ!封印が!!!」

安藤春菜
「え?何か聞こえた様な…先生、何か言った?」

先生
「早く封印を解くのよ!」

安藤春菜
「え?な?なんですか?」

先生
「封印を解くと言いなさい!」

安藤春菜
「は、はい…封印を」

竹中半兵衛
「やめろーっ!はるなー!」

安藤春菜
「解きます…」

第六天魔王
「ふははははは!遂に封印が解けたぞ!!!」

安藤春菜
「な!なに?これ?」

竹中半兵衛
「はるなーっ!はるなぁぁ!!!」

第六天魔王
「致命傷を負った身で何を喚いておるか!半兵衛!黙っておれっ!」

竹中半兵衛
「はる…はるな…。にげ…ろ…そ…そういえば…お守りの…」

安藤春菜
「は…ん…兵衛…?まさか!夢で見たあの…」

竹中半兵衛
「こ…!これ…は…」

第六天魔王
「追い詰めたぞ!!!黙って死ねっ!」

竹中半兵衛
「さ…せる…かっ!
 …俺の名は竹中半兵衛!我は月読命の命に祈るものなり!
 月の力を以って、巫女を最も安全な場所へ連れて行くが良い!」



安藤春菜
「なにっ?何なの?あ、頭が!頭が…割れる様に…!」

第六天魔王
「こ!こやつ!こやつの額に月読の証が!!」

竹中半兵衛
「参ったな…言葉は所詮、言葉だっていつも……言ってたのに…」

安藤春菜
「一体何が…ちょっ…やだっ!身体が引っ張られる…」

竹中半兵衛
「大丈夫だ…俺が守って…やる」

安藤春菜
「守るって、あなた!ひどい傷じゃない!そんな体で大丈夫って言われたって…」

竹中半兵衛
「転生出来たのだな…よかった…
 俺は…かつて君を愛したものだ…君にもう一度だけ…会いたかった…」

安藤春菜
「い、意味が分かんない…きゃっ!きゃあああああ!」

第六天魔王
「巫女が消えて行くではないか!!なんだ!何をしたっ?!きさまぁぁ!」

竹中半兵衛
「悪いな…第六天魔王さんよ…はるなを次元の狭間に匿わせて貰った…
 そしてお前も…っ!!
 俺の名は竹中半兵衛!我は月読命の命に祈るものなり!
 月の力を以って、第六天魔王を滅することが出来る場所へ!連れ去るが良い!」

第六天魔王
「はんべぇぇぇぇ!!!!!うおおおおおおおおおっ!」

竹中半兵衛
「悪いな…言葉の使い方は一つじゃねぇん…だ…知らなかったのか?
 ……。へっ…弱えなぁ…俺…は…」


■シーン5 二兵衛

荒木村重
「殿。天下統一にはまず、斎藤家の稲葉山城を落とさねばなりますまい!」

織田信長
「そうだが…稲葉山城は難攻不落の山城…
 血を流さず、稲葉山城を落とせはしないものか…」

徳川家康
「信長様!それは不可能かと…」

織田信長
「私は…
 平和の世を実現するためとはいえ、武力のみに訴えるのは好きにはなれぬ!」

徳川家康
「信長様、もっと積極的に戦をなされてはいかがか?」

織田信長
「天下布優!みんなが争う事を止めて少しでも優しくなれれば
 みなの願う世が来ると思うのだ!」

羽柴秀吉
「のーぶーなーがーさーーーーまーーーー!
 大変です!大変でございます!!!!」

織田信長
「なんだ?秀吉?」

羽柴秀吉
「稲葉山城が!稲葉山城が落ちましてございます!!!!」

織田信長
「なんだと?」

羽柴秀吉
「竹中半兵衛と言う智将が、たった数名で
 稲葉山城を落としたそうなのでございます!」

織田信長
「竹中…半兵衛…?して、どうやって稲葉山城を落としたのじゃ!」

羽柴秀吉
「稲葉山城は堅牢なる山城…外からでは到底制圧出来る物ではございませぬ!
 竹中半兵衛はその逆を突き内側から…」

織田信長
「読めたわ!竹中半兵衛素晴らしい!
 最低の犠牲で最大の効果を上げるとは!見事じゃ!」

荒木村重
「さすが!二兵衛でございますな!」

徳川家康
「二兵衛とは…?」

羽柴秀吉
「家康殿、知らんのでござるか?
 二兵衛とは、二人の天才軍師の事を言うのでございます
 その天才軍師が一人でも織田軍におれば
 織田が天下を望む事すらたやすいであろう…」

織田信長
「その様な者がおったとは!
 是非、我が織田軍に迎え入れたいものだな!秀吉」

羽柴秀吉
「は!」

織田信長
「にぶいのぅ秀吉…半兵衛殿を我が織田軍に迎え入れたいものだな」

羽柴秀吉
「は?」

織田信長
「わからんか?…本当に…わからんのか?」

羽柴秀吉
「いえいえいえいえいえいえ!分かってございます!大殿様!
 では私が早速、竹中半兵衛を迎えに行って参りましょう!」

織田信長
「うむ…では、秀吉!稲葉山城に向かい
 竹中半兵衛を我が織田軍へ迎え入れて参れ!」

羽柴秀吉
「はっ!」

織田信長
「村重!お主は!黒田官兵衛に声を掛けて参れ!」

荒木村重
「分かりましてござる!」

第六天魔王
「小賢しい!竹中半兵衛が稲葉山城を落としただと!
 まさか、我が封印されたこの時代に戻されるとはな…
 信長よ。相変わらず偽善にまみれた臭い奴よ…
 戦を起こすのだ!全ての欲望を解放するのだ!
 それこそが我に力を与えるのだ!」


■シーン6 出会い

竹中半兵衛
「俺は!!!俺は自由が欲しかったのだ…
 自由が欲しかったのだーーー!!!!!
 しかし…!何と空は広いのだ!!空は広い!広いのだー!!!
 ごほっ!ごほっ…」

安藤春菜
「う…うん?え!え!なに?お!落ちてるじゃないのーーーー!!!」

竹中半兵衛
「おや?空から何か?」

安藤春菜
「何かじゃないのよぉぉぉぉぉ」

竹中半兵衛
「あれは…女の子?空から…空から女の子…!」

安藤春菜
「その…あの…うわああああああ!!!!」



竹中半兵衛
「いてて…おめー!いきなり何すんだ!」

安藤春菜
「いててて…ごめんなさい。私も、気が付いたらいきなりこんな所に…」

竹中半兵衛
「非常識にも程があるぞ!空から降ってきて良いのは、花びらか、鳥の糞だ!」

安藤春菜
「むかっ!あなた!私が鳥の糞と同じだっていうの?!
 って…あなたは!竹中半兵衛!」

竹中半兵衛
「糞の様に落ちてきたと思えば!!!いきなり何するんだ!」

安藤春菜
「うるさいっ!何が『君を守る』『再び君に会えてよかった』『愛している』よ!
 全然守れてないじゃない!ふざけないで!ここはどこなのよっ!」

竹中半兵衛
「ふっ…そうかそんな事が聞きたいのか。ここは稲葉山城!今日から俺の城だ!
 …って…お前…はるなじゃねーか?
 な、なんでそんな変な格好しているんだよ?」

安藤春菜
「なにっ!文句あるの!」

竹中半兵衛
「文句はねーけど…はるな…
 いきなり落ちて来るし、性格も変わっちまっているし!
 どうして比叡山から出る事が出来たんだ?」

安藤春菜
「あ!そう言えば、あんた確か酷い怪我を…身体見せてみなさいよ!」

竹中半兵衛
「お!お前っ!怪我っ?なんだ!どこ触って…やめ…やめてくれー!」

安藤春菜
「あれ、ない…ないわ…」

黒田官兵衛
「ウッホーン!君たち、子供の前で、そういう事しないでくれるか?」

竹中半兵衛
「官兵衛っ!なんでお前がここに!」

黒田官兵衛
「なんで?もヘチマもないっ!
 その…心配になって見に来たんだ!」

竹中半兵衛
「おー!おー!それはご苦労なこった…」

黒田官兵衛
「ご苦労だとっ!お前はどうしてこんなに無鉄砲で気ままで…
 なぜ稲葉山城を落としたりしたんだっ!」

黒田官兵衛
「これからお前は斉藤家に睨まれ
 織田にも徳川にも睨まれることになるんだぞ!
 挙句、空から女の子を連れ込んで!一体何を考えているんだ!」

竹中半兵衛
「女は連れ込んでねーってーの!」

安藤春菜
「あ!あなたは!…かんべえさん?そして…息子さんの…長政くんよね…?」

黒田長政
「どうして僕らの名前を…?お父さん…また浮気したの?」

黒田官兵衛
「馬鹿者っ!またとはなんだ!またとは!
 浮気などしておらん!してない、してないっ!
 信じるんだ!信じる事により人と人は繋がって…
 そ!そ!…それより君の名は?」

竹中半兵衛
「こいつの名前なんて知ってもしょうがねーっつーの…それより長政!
 大きくなったなぁ…うんうん」

安藤春菜
「なによぉぉぉぉ!本当にムカつくわね!!
 私の名前は、安藤春菜よっ!」

黒田官兵衛
「な…安藤はるな!!!だと…?」

安藤春菜
「そうよ!」

黒田官兵衛
「安藤はるなと言えば…巫女の名ではないか…
 確か、巫女は第六天魔王を封印する為に比叡山に籠っていたはず…?」

竹中半兵衛
「そうなんだ、そのはるなが急に空から降ってきてだな!
 あ、うん?ちょっと見せてみろ!」

安藤春菜
「なによっ!嫌っ、来ないでよ!」

竹中半兵衛
「ちょっとほらっ…デコ見せろよ…お!お前っ!やっぱり!はるなじゃない!」

安藤春菜
「なによ…嫌っ!」



竹中半兵衛
「違う…額の証が全然、違う…ごほっ…やっぱり!
 こいつ…はるなそっくりだけど…はるなじゃねーぞ…」

黒田官兵衛
「うん…」

安藤春菜
「なによ!あなたまで来ないでよ!」

黒田官兵衛
「天照の巫女と、まったく同じ名前で、同じ姿…君は一体誰なんだ…?」

安藤春菜
「比叡山とか、巫女とか…?何のことよ?
 私は学校に通ってて、授業中に急にあんたに、ここに飛ばされて…」

黒田官兵衛
「飛ばされた?だって?」

竹中半兵衛
「おれが…飛ばした?」

安藤春菜
「そうよ…そう言えば、ここは…まさか!!!…今、何時代なの?」

黒田官兵衛
「は?永禄七年だが…」

安藤春菜
「わたし…もしかして、戦国時代に来てしまったのかも…」

黒田官兵衛
「どういう事だ…」

竹中半兵衛
「…やはり…ごほっ!ごほっ!」

安藤春菜
「は…半兵衛、あなた大丈夫…病気なんでしょ?」

竹中半兵衛
「……俺が…病気だって…何でお前が知っているんだよ…
 誰にも言ってなかった…事なのに…」

黒田官兵衛
「半兵衛!半兵衛!」

第六天魔王
「…あの巫女が!何故!この時代に来ておるのだ…!
 むぅ…この波動は…フハハハ!アハハハハハ!誠に…面白い…
 我が未だ比叡山に居るではないか…
 なるほど…ならばこの時代の我を解放し
 長きにわたる巫女との争いに終止符を打ってくれるわ…
 …ふむ。比叡山の結界をすり抜けるためには、人に宿らねばならぬ…!
 おお…丁度良い所に…素体が来よったわ…あやつは織田の……」


#1 #2 #3

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「せをはやみ(ビター)」
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