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前編 後編


華劇「アリババと砂漠の盗賊」前編

【あらすじ】
今回のお話は、言わずとしれた物語「アリババと40人の盗賊」を、
華劇風にアレンジした作品です。さて、今回はいったいどんな展開になるのか



【登場人物】
アリババ:橘潤一郎(CV竹本英史)
モルジアナ:常盤薫(CV代永翼)
オヤッサン:橘潤一郎(CV竹本英史)
門番:常盤薫(CV代永翼)
ナレーション:橘潤一郎(CV竹本英史)

モルジアナ
「私の名前はモルジアナ、私立探偵であるアリババ先生の助手をしている。
 先生の所には警察にも手におえない様な、難解な事件が毎日のように飛び込んでくる・・・・と言うのは嘘だ。
 アリババ先生は生真面目、過ぎていつも損ばかり。
 今回の事件は、砂漠を飛行中に行方不明となった。飛行機の捜査。
 なんでもその飛行機は「アラビアの太陽」と呼ばれた巨大なルビーを輸送している途中だったと言う。
 飛行機が消息を絶つ前に送られた電報に、「ひらけゴマ」と謎の言葉があり、
 飛行機は事故で墜落したのか、それとも違うのか、謎のまま。
 今回は、広い砂漠での飛行機の調査を、
 アリババ先生が受け持つことになった、と言えば聞こえはいいが、
 実は誰も行きたがらない砂漠の調査を押し付けられただけだ。
 しかし、警部のカーラさん、いつもこんな事件ばかり
 アリババ先生に押し付ける。本当に困った人だ。
 カーラさんは、人を利用、いやいや、人を使うのがとても上手なのだ」

アリババ
「そうなのだ!その飛行機から送られた最後の電報には、
 ひらけゴマと書かれていた。なぜか?」

モルジアナ
「アリババ先生!こんな砂漠まで来て、どうしようと言うのですか!」

アリババ
「モルジアナ君、来てみないと分からないことはあるのだよ」

モルジアナ
「だからって、なんの準備もなく砂漠に行くなんて無謀です!」

アリババ
「おい!モルジアナ君!準備している間に現場はどんどん風化していく!
 現場保存は調査の鉄則!すぐに現場に急行せよ!
 そう言う風に、探偵捜査マニュアルに書いてある、私はそれに従っただけだ」

モルジアナ
「それはわかりますけど先生、準備ってものもありますし・・・っていうか先生、
 今回の件だって、またカーラ警部に面倒な調査を押し付けられただけなんじゃないですか?」

アリババ
「あはは!考え過ぎだ!モルジアナ君!
 カーラ警部がそんなに悪人に見えるのかい?」

モルジアナ
「見えなくは・・・ないかと・・・・先生いつも利用されているし・・・」

アリババ
「まぁ、そうかもしれないが、まぁ、そんなことはさておき、
 モルジアナ君!ここが現場だな!」

モルジアナ
「・・・。はい。そうです。ここで飛行機は消息を絶ちました」

アリババ
「うん?あそこに見えるのはなんだ?人か?」

モルジアナ
「え?ただの岩山ではありませんか?」

アリババ
「いや、違う!違うぞ!モルジアナ君!
 岩山の影に人が居るのが見えないか?」

モルジアナ
「えー?本当に人ですかね?」

アリババ
「モルジアナ君!うむ。あれは人だ。絶対に人だ!」

モルジアナ
「えー、本当ですか?」

アリババ
「人だ!人に決まっている!行くぞ!モルジアナ君!」

モルジアナ
「えー!もう歩きたくないです」

アリババ
「事件の香りがプンプンするぞ!」

モルジアナ
「しないですよーーーー!って行ってしまった・・・。
 先生、本当に思い立ったら一直線なんだから」

ナレーション
「アリババ探偵とモルジアナ助手が岩山に近づくと、
 人の話し声が聞こえてきました。
 どうやらアリババ探偵の勘は当たったようです。」

オヤッサン
「おい。怪しい奴は来なかったか?」

門番
「へい!オヤッサン!異常ございません!」

オヤッサン
「そうか、ならいい。ここは財宝の隠し場所だからな。
 怪しい奴は片っ端から!そのバズーカで蹴散らすんだぞ!」

門番
「へい!オヤッサン!バズーカでぶっ放します!」

オヤッサン
「よし!ちゃんとやってるな。頼んだぞ!
 さてと!アラビアの太陽でも拝んで帰るとするか!」

門番
「・・・あの」

オヤッサン
「うん?」

門番
「・・・その」

オヤッサン
「なぜ、扉を開けない?」

門番
「例のあれを」

オヤッサン
「お前?俺にもあれを言わせるの?」

門番
「はい。決まりなんで・・・
 その、何人たりとも、合言葉がない限り通すな、
 合言葉なく通したりしたら八つ裂きの刑にすると、
 オヤッサン自身が、おっしゃてたではありませんか!」

オヤッサン
「そ!そうであったな!それは、怖がらせて悪かったな・・・・
 合言葉か・・確か、合言葉は・・・・」

門番
「お願いします!」

オヤッサン
「わかった!『ひらけ!マゴ!』」

門番
「ぶー」

オヤッサン
「うん?違うか?俺の事だから、ロマンチックな言葉だった気がする!」

オヤッサン
「『ひらけ、愛してるぜ!』」

門番
「ぶっぶー!」

オヤッサン
「いつも心はピンク色、『光れ!恋心!』」

門番
「ファイナルアンサー?」

オヤッサン
「ファイナル、アンサー!」

門番
「3回以上間違えましたので、再チャレンジは日暮れまでお待ちください!」

オヤッサン
「おい!俺は!・・・ああ!おっさんミスったわ!」

門番
「オヤッサン、ルールを決めたのはオヤッサンご自身ですから、
 ルールには従って頂きます!」

オヤッサン
「どうしても?だめ?終わった?」

門番
「だめーーーー!。またのお越しをお待ちしております!」

オヤッサン
「とほほ・・・仕方がない。帰るかな・・・」

ナレーション
「岩陰に隠れていたアリババとモルジアナは、
 ひっそりと話しを聞いていました。」

モルジアナ
「先生、なーんかとんでもない現場に出くわした気がします。
 アラビアの太陽が奴らの手に渡っているなんて!」

アリババ
「そうだな!
 ところでどうしてあいつらがアラビアの太陽を持っているのだ?」

モルジアナ
「え?せ!先生聞いてなかったのですか?」

アリババ
「モルジアナ君!わかったぞ!
 彼らは飛行機がこの岩場に不時着して!助けを待っているのだ!」

モルジアナ
「ちがーう!ちがいます!きっと盗賊たちが飛行機を墜落させたんですよ!」

アリババ
「モルジアナ君。これはどういうことかね?」

モルジアナ
「ですから、彼らがバズーカで飛行機を墜落させて、
 アラビアの太陽を奪ったに決まっています!
 そう言ってたじゃないですか!!」

アリババ
「なるほど!なんて卑劣な!モルジアナ君!よく証拠を集めたな!
 えらいぞ!」

モルジアナ
「彼らがそう言ってたんです!」

アリババ
「しかし、あのしぶしぶ帰って行ったあの男が盗賊団のボスであるなら、
 なぜ、中に入れて貰えないのだ??」

モルジアナ
「いや、その見たままでお話しさせて頂くと、
 ボスがきっと合言葉を忘れてしまったのではないですかね?」

アリババ
「なるほど。だからボスは中に入れなかったと言うわけか。すごく納得!
 あの門番、職務に忠実で素晴らしい人間だ!
 きっと門番マニュアルを熟読しているに違いない!」

モルジアナ
「そんな本ありませんよ!けど・・・先生、合言葉、
 どこかで聞いたことありません?」

アリババ
「そう言えば、ひらけ?ポン?愛しているぜ?とか、何とかとか・・・・うーん」

モルジアナ
「それ違います!
 墜落した飛行機の最後のメッセージ!ひらけゴマでしたよ!」

アリババ
「モルジアナ君!よく思い出した!」

モルジアナ
「いずれにしても、中に入ってみないとどうする事も出来ませんね。
 夜まで待って!侵入を・・・・・って!アリババ先生!
 もう駆け出してるーーーーー!!!!」

アリババ
「あははは!モルジアナ君!大丈夫だ!
 我々には例の合言葉があるわけだし!
 僕は何だか門番と気が合いそうな気がするのだ!」

モルジアナ
「せ!せんせー!もう!めちゃくちゃです!
 僕はそんな危険なことはつきあえ・・・・!
 けど・・・やっぱり見殺しにはできない!
 ああ、もう!先生――!待ってくださーーい!!」

ナレーション
「消えた飛行機の謎を解くため、走り出したアリババ探偵であったが、
 岩山に近づこうとしたところで、門番に呼び止められたのでした。」

門番
「うん?貴様!何者だ!」

アリババ
「私はアリババと言うものです。門番さん」

門番
「何か用か?」

アリババ
「いや、門番さんの職務に精励する姿に感激をしてしまいました」

門番
「なんだと?」

アリババ
「いやー!見ていましたよ!ボスと言えどもルールはルール!素敵です!」

門番
「きみぃ・・・・見てたのか?」

アリババ
「はい!見てました!しびれたぁ!!」

門番
「いやー、恥ずかしいところを見せてしまったね!」

アリババ
「そんなことないですよ!『ルールを決めたのはボス自身ですから!』
 その言葉がトドメ!どんな権力にもおびえない姿!ほんとしびれたなぁ!」

門番
「そ、そうかな?ぐ、具体的にどんなところかな?」

アリババ
「いや!男の中の男って感じで!眉毛がこう!きりっと!きりりっ!っと!」

門番
「あ、眉毛の事言う?言っちゃう?そう!これは俺のトレードマークでな!」

アリババ
「だと思った!いよっ!ハンサム!カッコイイっ!」

門番
「え?そ、そこまで言われてしまうとなんだかなぁ!
 そ、その、アリババさんこそ!高い見識をお持ちのようで!」

アリババ
「いやいやいやいや!あのー、そんな門番さんを男と見込んでお願いが!」

門番
「お、な、なんだ?俺に出来る事ならいいのだが!」

アリババ
「そのー。中に入れてもらえませんかね?」

門番
「それはいけない!いけない!ここを通るには秘密の・・・・・」

モルジアナ
「ひらけー!ゴマ!」

門番
「き!貴様!な!なぜ!合言葉を知っているのだ!」

モルジアナ
「いやー、実はオッサンに頼まれまして!
 アリババ先生とお使いに来たと言うわけなんです!」

門番
「お、オッサン・・・・・・?
 あー!なるほど!そういうことね!
 だから見てたんだ!それはなんかまわりまわって申し訳ないね・・・・・。ゴホン!ル、ルールはルールですから!
 分かりました。どうぞ中にお入りください!」

ナレーション
「門番の許しを得て、アリババとモルジアナは、
 中に潜入することに成功したのでした。」



前編 後編

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