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前編 後編


華劇「仁義なきにゃんけん 代理戦争篇」前編

【あらすじ】
満月のたびに三毛猫組とニャーク団の縄張り争いの方法は、
『にゃんけん』と呼ばれ、勝負のたびに引き分けを繰り返していた。

【登場人物】
ナレーション:神楽千秋(CV進藤尚美)
三毛猫組新人:常盤薫(CV代永翼)
三毛猫組おかみ:神楽千秋(CV進藤尚美)
巫女/神様:神楽千秋(CV進藤尚美)

ナレーション
「ある町、ある時。
 三毛猫組とニャーク団二つの勢力が抗争を続けていた。
 皆様はご存じだろうか…。
 この街では満月の夜に、三毛猫組とニャーク団による、
 『にゃんけん』が行なわれていることを。
 そしてこの果てしない愚かな闘争は、
 誰も止める事が出来ないと言われていた。」

三毛猫組新人
「あのー、組長、にゃんけん勝負ってやる意味があるのでしょうか?
 隣町の僕の友達が言うんです。
 長い抗争を続けているとはよく聞くが、
 勝負の方法が良くないのではないか?
 「にゃんけん」ってのはつまりは「じゃんけん」だろ?
 グーしか出せない猫どうしだから永遠にあいこになって
 勝敗が付かないだけじゃない・・・
 ひええ!ご!ごめんなさーーーい!!!ぶたないでぇぇぇぇ!」

おかみ
「あんた!三毛猫組新人をいびるのはやめておきなはれ!」

三毛猫組新人
「お!おかみさーーん!」

おかみ
「ほらほら、可愛そうに泣いちゃって、向こうに行きましょう」

三毛猫組新人
「おかみさん、僕はどうしていつまでも下っ端なのでしょうか」

おかみ
「三毛猫組新人が入らないからよ」

三毛猫組新人
「おかみさん、どうして、僕はいつも謝っているのでしょうか?」

おかみ
「あなたが弱いからよ。お茶でもおあがりなさい」

三毛猫組新人
「おかみさん・・・おかみさんの淹れてくれるお茶はどうして・・・・
 こんなに美味しいのでしょうか・・・・」

おかみ
「馬鹿な子ね。お茶なんて誰が淹れても…」

三毛猫組新人
「そんなことねーっす!
 女将さんの入れてくれるお茶はサイコーす!だって。
 女将さん、じ、自分、女将さんの・・・・」

おかみ
「ほらほら、馬鹿なこと言わないで、早くおあがりなさい」

三毛猫組新人
「はい、けど、その、大好きっす・・・・
 あ!ああああ!お茶の事です!おちゃのこと・・・じゃ・・!」

おかみ
「おほほ。こらこら、そんな事言ったら、また、組長ににらまれますよ」

三毛猫組新人
「おかみさん!おかみさんは組長のどこがすきなんですか?

おかみ
「あの人なら、にゃんけん勝負に勝って、
 この血も涙もない仁義なき世を、
 きっと変えてくれるかもしれないと思ったから・・・」

三毛猫組新人
「おかみさん!もし、自分が明日のにゃんけん勝負に勝って!
 この町に平和を取り戻すことが出来たら、
 その・・・・自分と結婚してくれますか!」

おかみ
「・・・・・あら!可愛いこと言うわね。
 そんな事が本当にできたらね・・・。考えてあげる」

三毛猫組新人
「僕が、この町に平和を取り戻す・・・・そしたら・・・・
 今夜のにゃんけん!是非、自分に!自分に勝負させて下さい!
 お願いしますっ!」

おかみ
「しょうがないわねぇ・・・わかったわ。
 組長は私の方から説得しておきます。組長もさすがに毎月は疲れる・・・。
 いえ、手柄を部下に譲ってもいいころあいですからね」

三毛猫組新人
「ありがとうございます!おかみさん!僕、がんばるっす!」

おかみ
「若いと言う事は、良い事ね。何も考えず情熱のまま走れる。
 いつしか私たちはハイティーンブギの頃を
 忘れてしまったのかも知れないわね」

●神社にて
ナレーション
「心に決意とおかみへの想いを秘めた若者は、
 気付かぬうちに「にゃんけん神社」にたどり着いたのだった。
 にゃんけん神社の巫女はにゃんけん勝負の審判でもあるのだった。」

三毛猫組新人
「ここで絶対に勝つんだ!ここで逃げたら!
 このままだと一生謝り続ける人生だ!負けたくない!
 にゃんけんに勝ったら!ーーー

 おかみさん!自分!この町に平和を取り戻すことが出来たっす!
 あらー!なんてすごいのでしょう!
 組長でもできなかったことを実現してしまうなんて!しびれちゃうわ!
 そ!そんな自分、自分に出来る事をただ一生懸命に務めただけっす!
 誰にでも出来る事ではないわ
 そ、そんなことないっす!
 そんなことあるわ!ぶちゅー!
 そ!そんなこと!組長が見たら・・・。
 組長は、あなたの男気に負けて旅に出てしまったわ!
 ひと言、私にあなたと達者で暮らせとだけ書置きして。
 そ!そんな!組長・・・
 組長からもっと教えてもらいたいことがあったっす!
 そんな!そんな!くみちょーおおーーーー!!!

 ・・・・あ!ここはにゃんけん神社!」

巫女
「悩める若造・・・いや、妄想大好きな若造よ。どうしたのじゃ?」

三毛猫組新人
「どうしたらにゃんけんに勝てるのでしょうか!」

巫女
「神様に願うがよいぞ!」

三毛猫組新人
「神様!僕ににゃんけんに勝てる力をお授け下さい!」

巫女
「若造!何か忘れはおらぬか?」

三毛猫組新人
「え?」

巫女
「だから!」

三毛猫組新人
「え?」

巫女
「ちょーだいよ!」

三毛猫組新人
「あ、そでしたねー。そのーマタタビですよね・・・どうぞー」

巫女
「では、神様を呼んでまいります…
 わ~ら~わ~は、にゃんけんの神様、
 なーやーめーるわかーぞうよー!(ちょっとだけ不機嫌)」

三毛猫組新人
「あああ!神様!」

巫女
「なーにーかー用か?」

三毛猫組新人
「えーとですね、今宵のにゃんけん勝負なんですが、実は」

巫女
「うっ!ううう!」

三毛猫組新人
「神様、どうされました?」

巫女
「…切れじゃ…」

三毛猫組新人
「え?」

巫女
「(苦しそうに)じ、かん…ぎれ…」

巫女
「神様はお戻りになりました。
 そう言えば、いつもは普通のマタタビではなく
 もそっと違うマタタビであったぞよ!
 そなたの信心が試されておるぞよ」

三毛猫組新人
「こ!高級マタタビ!・・・・・わかりました」

巫女
「わら♪わは♪、にゃんけんのー神様♪、どうしたの?♪」

三毛猫組新人
「にゃんけんに勝つ方法を」

巫女
「う!ぐぐぐぐ!!!」

三毛猫組新人
「またですか!もう!しょうがない!
 じゃ!これ!とっておきのカツブシ!」

巫女
「はいはーい♪神様よ♪何でも聞いてね♪」

三毛猫組新人
「どうしたらにゃんけんに勝つ事が出来ますか!」

巫女
「…ぐぐぐ…」

三毛猫組新人
「そ、そんな都合のいい方法あるわけ・・・ないですよね・・
 だって、みんな長い間、抗争を続けて来ている訳ですし。
 そんな、ねぇ。。。高級カツブシちらっ。。。。」

巫女
「それ!それを早くよこすのじゃ!
 そなたの信心の深さにわらわは心打たれたぞよ!
 ではとっておきの事を、教えて進ぜようぞ。
 グーもパーも、全てはそなた次第。
 そなたが言い張ればそれはグーにもなりパーにもなる。
 そなたが世界の中心なのじゃ!」

三毛猫組新人
「ぼくが・・・・!世界の・・・中心!!!
 そっか!
 相手がグーしかだしてこないと言う事はパーを出せば!
 パーを出せば勝てる!!!
 指を思い切り開いて!パーだと言い張ればいいんだ!
 猫の手でも指を広げればギリギリ、パーに見えなくも・・・ない!
 言い張ればいいんだ!」

巫女
「そーなーたーしーだーーーい」

三毛猫組新人
「ちょっとむかつきますけど!ありがとうございました!
 僕!頑張ってみます!おかみさん!おれ!がんばるっす!」

ナレーション
「決意を心に秘めた若者は秘策を胸に、決闘に向かうのであった。」



前編 後編

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